放課後の、チャイムが鳴った。


みんな、部活に行ったり。
恋人や、友達とかと、帰ったり。

ゆいなに、聞こう。

噂は、本当なのかって


真実を知るまであたしは、ゆいなを信じたい。


ガチャッ


春だから少し暖かい。



「ゆいな........。」

「ミコ....。あのっ、ぁたしっねっっ!」

「無理に言わなくて良いから。」


「ミコ?まさか、誰かから聞いたの?
そうしてあたしから離れてくんでしょ?!
冷たく突き放してっっ!もぅ、前みたいなのになりたくないんだよ!!あたしだってぇっっ....。」

ゆいなは、狂った人間のようだった。

ゆいなは、普段の姿とはまるで違った。



弱々しい姿だった。
普段は、
涙を見させない感じだったのに....。




過去のことがあったせいか、余計に辛いんだろうな........。




「ゆいな、あたしは、離れないから。ただゆいなに辛い思い出を話してほしくないんだよ?!
ゆいなは、うちの、大事な
ともっだちっっなんだよ?ぉっっ....。」


あたしたちはお互い泣き合っていた。




「あたし、もう一回ちゃんと話すよ?
ミコだってあたしの過去あんまり探ってこなかったでしょ?
それがミコなりの、優しさっていうのはちゃんと、わかったっ!しかも、今は辛くないんだから!!アノ人はこの学校にいないし!!
だから、大丈夫....、はなすよ。」