♥ミコサイド♥

「ねぇ、ミコ。
ちょっと話したいことあるからさ、放課後屋上来て?」

ゆいなは、そう言った。
普段のような他愛のない話では、ないんたなって、思った。


あたしは、ただコクリと頷いた。

「ありがと、んじゃまた放課後ね。」


ゆいなは、何かを覚悟したような顔をしてどこかへ行った。


「なぁ、ミコ?」

渚が、突然話しかけてきた。

「どーしたの?渚??」

「アイツ、最近変な噂ばっか聞くんだけど?何かあったのか??」

「変な噂???」

「あぁ、アイツはな............。」







噂なんて聞くんじゃなかった。

ゆいなは、いい子だもん。



そんなことできないよね??



たとえ、化けの顔があっても、
ゆいなは良い子のままだよね???


あたしは、信じるよ?

ゆいなのこと。