「でも俺たち、いつまでこうやって話してられるの?」
それが一番の疑問。
「2日間だけだよ」
悲しそうに君は言った。
「だから! 思い出の場所 いっぱい行こうよ」
そう言って、俺の腕をグイグイ引っ張る花。外に出ると、何も変わらないいつもの街。
「じゃあ最初は、あたしたちが初めて出会った場所に行こう♪」
花はそう言うと、前に前に足を進めた。
少し歩くと見えてきた、懐かしい校舎。
「うわー、懐かしいな」
「久しぶりだね」
階段を駆け上がって、自分たちの教室に着いた。この世界は運良く出来ているみたいで学校には人影がなかった。
「あ、あたしここの席だった」
「じゃあ俺がここか」
「いっつも目合ったよね(笑)」
「今思うとな(笑)」
---君との出会いは
---高校2年。
--桜が舞う季節のことだった。
