恋の三原色

回りの景色を凄いスピードで変えた私は、息を切らせながら校門をくぐった。

そこには目を奪われるような、美しい桜があった。薄紅色の桜。淡いピンク色の桜。はたまた純白の桜。

道を桜の花びらで埋めつくし…。


まさに雪のように降り積もっていた。



って!!



桜『見とれてる場合じゃないっ!!』



入学式が始まる5分前には到着していないといけないのだ。



だから……!!!早く……!!





?『ん?新入生?』



……えっ?