カイト「ごめんな。実の兄なのに、見てるだけで。」 ツバサ「ううん。」 先生はそっと抱きしめた。 それには、驚いた。 カイト「でもな、大切な妹だから。ずっと、我慢してきた。抱きしめてあげるここさえ、出来なかった俺は。ほんとに最低だった。でも、これからは大丈夫だ。俺がついている。もう何も恐る事はない。」 ツバサ「お兄…ちゃん。」 カイト「翼…」 お兄ちゃんの温もりは 優しくて暖かかった。 それは、初めての感覚だったーーーーー。