あの頃の私達はまだ幼すぎた

「私ボーイしてるんだ!キャバクラの」

「はぁっ!?」

「お母さんの知り合いなの」

そう言うと納得したような不満なような顔でみられた。

「でも本名とかだと困るから源氏名使ってんの時たまにキャバ嬢にもなるよ?」

「はぁっ?」

「いや今のは嘘だけど。」

そう言うと膝かっくんされた。

「俺てっきりまた親かと思って…」

「あー。だから教室でるときみてたの?」

「そそ」

「大丈夫だよ。ちゃんと話すから」

「おう。隠し事なしな」

コツンと拳と拳をあわせる。

マラソン大会以来密かにこれが気に入り何回かやってる。

これが彼女だったら手と手繋げるんだろうな。

なんて思いながらあわせた手を見つめる。

「どうかした?」

「んーん。気にしないで」