あの頃の私達はまだ幼すぎた

出席番号順になって座るため私は一番後ろの席になった。

そして2つ隣の列の一番後ろは優で。

それが嬉しくて目があった時に手をふった。

「えー…てことで1年から一緒のやつもいるが担任は俺なんでよろしゅうな~」

担任は変わらず関西弁の男の先生で。

「じゃあ1人ずつ自己紹介なぁ~」

男子の出席番号一番の人から順に立ちあがり挨拶してく。

優の自己紹介の時はめっちゃニヤニヤしながらガン見してやったら。

「えーと…奄上菜美です」

ただいま同じ事をされてます。

めっちゃガン見してる優に笑いそうになりながらさっきのクラスの雰囲気をみて感じとった人物像で話し出す。

「1年から一緒の人もいますが私はこの身長のわりには運動苦手ですし頭も悪いです」

さっき立ち上がった時に背高いとか聞こえたから変に期待されるのは嫌だ。

「でも皆で仲良くやってきたいのでよろしくお願いします」

ニコッと笑って座ると。

ブーブー。

ポケットで震える携帯。

先生の目を気にしながら画面をみると。

“またつくるのか?”

優からのメッセージ。

“今度はもっと大変な役になるw”

送ったあと優をみるとこちらをみながら首を傾げていたので。

‘心配しないで’

と口パクで言ってあげた。