あの頃の私達はまだ幼すぎた

一歩遅れて私もゴール。

でも2人の差はわずか1秒。

「最後の最後で追い越すとかありえなぁーい!!!」

「いやお前と一緒にゴールとかそれこそ映画じゃないんだから」

と笑いながらも配られてるポカリを持ってきてくれる。

「えー…いいじゃん青春ぽくて!」

「そういう問題じゃねぇよ」

横並びに座り込んで足をのばす。

「もうむーりーー!」

「俺もー」

「でもこれでさ冬休みもらえるんだもんね」

「だな。良かったぁ」

「本当。バイト増やそうー!」

「奄上」

「ん?」

「お疲れ」

コツンッとペットボトルで頭を叩いてから歩き出してく優。

「お疲れ様」

聞こえるぐらいの声量で言葉をかえすとヒラヒラと手だけふりながら歩いてく優。

…その後。

リタイアした茂と紫苑がバスで戻ってきたのを見届けてから私も家に帰った。

~PM5時55分完走~

~マラソン大会~ END