あの頃の私達はまだ幼すぎた

「もうやだ…本当に」

赤信号にひっかかるたびにしゃがみこんでしまう。

もう立ってるのさえもつらい。

「奄上…いける?」

そのたびに優に迷惑をかけてしまう。

残り時間は60分。

間に合うちゃ間に合うけど。

無理っていえば無理。

「…頑張る」

もはや涙目の私を心配しながら優は歩いてくれた。

「もう二度とやらない。来年からはサボってやる」

「そーだな…俺ももういいわ(笑)」

「しんどい。つらいやだ。もう死んじゃう」

「いやいや。それはまだ早いぞ」

「優」

「ん?」

「ありがとう」