あの頃の私達はまだ幼すぎた

「別にお前の家のこととか親のこととかバラすつもりないし」

「ただ。お前の親はおかしい。だからお前の考えも洗脳されてるものがある」

「だから俺が正しいことは正しいって言ってやるから全部話せ」

「俺にできることは少ないけど」

「守るから」

優はそう言って。

微笑んだ。

「……ふっ」

「ははっ!!あははっ!」

突然笑い出した私をみて驚いた顔をする優。

「優!それ彼女に言うセリフだし!少女漫画じゃないんだから!!」

「人が良いこと言ってるのにそれかよ!」

「ウケる!」

「あー…もういい。もうしらねぇ」

「え、うそうそ!ごめんってばぁ!!」

先に走り出してしまった優を追いかける。

「てか俺に追いついてくるとか本当に女か!」

「気合いと根性だけで生きてきましたからぁ」