あの頃の私達はまだ幼すぎた

母は店のお客さんやマスターなどからもお金を借りては辞め借りては辞めと店を転々としていた。

家にも知らないおじさんやお姉さんがたくさん来た。

母は私に暴力をふるうようになった。

なぜか。いつも泣きながら。

“あんたのせいで!あんたがいなければ!!”

そう叫びながら。

冷蔵庫に頭を打ち付けられたりお風呂でお湯の中に沈められたり。

包丁を私の前に突き立てたこともあった。

殴る蹴るなんかは当たり前で。

私はいつも。

「ごめんなさい!ごめんなさい!ママごめんなさい!!」

そう謝った。意味などない。この時間が終わればなんでも良かった。