あの頃の私達はまだ幼すぎた

「なにその質問」

ウケるーと笑ってると。

「先輩とか先生とか茂達とかクラスメイトとかに見せる顔全部違うから」

少し驚いた。

優がそこまでみてるなんて気づかなかったし私自身使い分けていたがそれを見破られることはないと思ってたし。

「根本的にはみんなに優しい子を演じてたんだけどなぁ~」

バレちゃったかと小さく舌を出した。

「おーおーうーえー?」

少し怒ったような優の顔。

「ごめんごめん」

笑いながら謝るとポロシャツから出てる腕を軽くつねられた。

「やば。柔らかぁー」

「お巡りさんー痴漢がいますー」

「おい!」

クスクス笑いながら夕日に照らされた道を歩いてく。