あの頃の私達はまだ幼すぎた

「だから……」

多分無意識だろう。

この時の話を聞かされるたびにそんな事したっけと言ってしまう。

学校指定のバッジをつけている胸ポケットからでてきたのは。

「えっ…」

使い慣れてるピンクのカミソリ。

「あなたを簡単に傷つけることもできる」

キツネ目の彼女の顔は少し青ざめていて。

取り巻きぽい2人の女の子なんか泣きかけていたらしい。

「おーうえやめてっ!」

「おい!河内どこだ!!」

「でもね。そんな事しても何も変わらないの。私の中の血を全部抜かない限りあの人の影は消えない」

「私の存在意味に文句があるなら今すぐ窓から突き落とすなりこのカミソリを使って動脈きるなりしな?そしたら満足するんでしょ?」

つぅー…と私は自分の手首から流れる血をみてた。

「自分じゃ慣れてるから痛みも感じないの。」