あの頃の私達はまだ幼すぎた

その日の午後だった。

問題がおきたのは。

「最低!!」

廊下いっぱいに響き渡る佳織の声。

ちょうど5時間目の科学が終わった後の休み時間だった。

教室でウトウトしてた私の耳に入った悲鳴に近い声。

「佳織!?」

慌てて起き上がれば教室には佳織の姿はなく。

「落ち着け佳織!」

続け様に聞こえた秋の声。

廊下に飛び出せば騒ぎをききつけたのか人の輪ができていて秋の顔だけみえた。

「事実でしょ」

「そーですよ。あんな問題おこされて」

聞こえてきたの今年に入って目立ってた一つ下の後輩。

確かバレー部…?

「佳織!」

駆け寄れば何故か皆が道をあける。

「きた。張本人」

「え?」

私と変わらない身長の後輩3人にいわれた。

「先輩はいいですね~先生方に大事にされて」

「なに…どういう意味?」

刺々しい言い方は間違いなく悪意が入ってると感じ思わず眉間に皺がよる。