あの頃の私達はまだ幼すぎた

「でもさぁ~おーうえ本当お母さんとかに向いてそうだよね」

教室に戻り私と優の机を中心に佳織と秋は机などに座る。

「んーなんか自分にできることなら手助けしてあげたいとは思うけど…」

でも。

「私にお母さんは向いてないよ」

「奄上…」

「………」

「どうして?」

少しアイショドウのきいた佳織の目が私を真っ直ぐ見据える。

「誰よりも苦しんできたおーうえならきっと優しいお母さんになれると佳織は思うよ?」

「女の勘♪」

佳織は例えどんなに嫌われてたり輪に入れない子でも佳織自身が良いと思ったら周りから何を言われてもその子と仲良くする。

“相手の事知らないのに勝手に判断しちゃダメでしょ?”

それが佳織の口癖だった。