目を逸らさず私の行動をみてる彼。

狙うは1つ。

「…優以上に優の事知ってるよ…私も」

「っつ!!」

重なった唇はどちらが先だったか。

覚えてないけれど。

「ふふっ…優が知らない優もね?」

「…それはお互い様だろ」

二度目のキスは貴方からだったのは。

覚えてる。

こうして私と彼は。遠回りな愛の言葉で結ばれた。

私は私であり、でも彼でもある。

彼は彼であり、私でもある。

私の二年越しの片思いはこうして結ばれた。



~私と彼~END