あの頃の私達はまだ幼すぎた

優はあれからほぼ毎日お見舞いにきてくれる。

体調は戻ったし本当はもう退院してもいいところなんだけど…。

「雨…かぁ…」

雨が降ると私は不安定になるから。

だからまだ人の目がある病院暮らし。

「奄上?」

「んぅ…?」

「どうした?」

「何も。大丈夫だよ。気にしないで?」

「無理すんな」

私の顔を覗き込みながらそう言った彼。

「大丈夫」

笑いながら言えば。

はぁぁ…と長いため息。

「バカ」

「なにさいきなり」