ガラガラ。

扉の方に目線をやれば。

「また抜けてきたでしょ。山ちゃんから連絡入ってるよ」

「まじか…じゃあ今日は学校終わるまでいるわ」 

「それいつもでしょ」

「そうとも言う」

顔を見合わせ笑い合う私たち。



記憶を思い出した日。

その夜。全ての真相をきいた。

あの日私は母親にナイフをつきつけられる寸前で意識を手放しそのまま横断歩道に倒れたらしい。

そして的を外した彼女は再び私に近付こうとした時に飛んできた先生達に取り押さえられた。

そして道路で倒れてた私は脳震盪をおこしそのまま病院へ。

彼女は警察に連れてかれ殺人未遂で現行犯となった。