あの頃の私達はまだ幼すぎた

次に目が覚めたのは。

「ん…」

次の日の正午だった。

「あら。起きた?」

「…シュー…」

返事代わりに頷くと。

「あんたは本当…タイミングいいのか悪いのかわかんないわね」

苦笑いの楓さんが酸素マスクを外してくれる。

「な…にが…?」

「もーすぐわかるわ」

ガラッ!!

扉の開く音。

「おーうえ!!」

と共に懐かしい声。

「か…おり?」

「っ~!良かった…生きてる…」

床に座り込んでしまった佳織。

「大丈夫か…?」

「秋…」

佳織と秋の姿。

そして。

バタバタ

「おい!廊下走るな!!」

「そういう山が走ってどうすんのー」

「ったく…騒がしいんだから…」

楓さんが眉間にシワを寄せながら微笑んでる。

ガラっ!ガンッ!!

「奄上!!」

病室に駆け込んできたのは。

「ゆ…う…」

少し汗をかいた優。

「はぁ…ほん…とに…目あけてる…」

「なにそれ」

第一声がそれ?

と言おうとしたら。

ギュッ。

ベッドに寄ってきて握られた手。

「…ごめん…」

「え?」

「俺が…あの時もっと早く助けてたら…お前がこんな目に合わなかった…」

「河内!!」

「なんの…」