あの頃の私達はまだ幼すぎた

「…れ…」

ここ…。

左右に目を動かすと。

「…お…り…」

眠ってる佳織の姿。

「…ん…で…」

ガラガラ。

扉の開く音がした。

「佳織ー?面会時間終わるぞー?」

「佳織ちゃん送ってくから今日はもう…」

シャァとカーテンが開かれる。

視界に映ったのは。

「やま…ちゃ…しん…ごさん…」

酸素マスクのせいで上手く喋れない。

でも聞き取れたみたいで。

「菜美!?」

「信吾!!楓呼んでこいっ!!」

「わかった!!」

「菜美わかるか?」

ゆっくり頷き起きあがろうとすると。

ズキッ。

頭が痛い。

「無理すんな…。お前4日も寝てたんだから」

4日…?

「菜美!!」

飛び込んできた楓さん。

「本当だ…良かった…本当に…起きてる…」