あの頃の私達はまだ幼すぎた

「誰々~!彼氏~?」

茶色いソファベッドに座りながらお菓子を広げる佳織。

「今日のもう1人の招待客」

グラスに買ってきたミルクティーとオレンジジュースをいれて置いておく。

「ふへ?誰」

「河心くん」

「ぶっ…ゲホゲホ。まじで?」

ジュースを吹き出した佳織に呆れながら拭いてあげる。

「優はね。唯一の理解者なの」

「あの日からずっと…彼がいたから私は生きていけた」

「おーうえ…やっぱり好きなの?河心のこと」

「…うん。誰よりも幸せになってほしいと思ってるし誰よりも好きだと思う。」

「そっか…!うん!うん!わかるよ!」

ピンポーン。

「あ、来たかも」

部屋にあるモニターをみればやはり優で。

解除のボタンを押せば入っていく優。

「おーうえ嬉しそう」

ニコニコと笑う佳織の言葉に少なくとも照れたのは秘密で。

「で、出迎えてくる!!」

玄関に行きドアをあけると。

「うわっ!」

「え!あ、ごめん!!」

優、本人が目の前にいた。

「おかえり優」

「…ただいま」