あの頃の私達はまだ幼すぎた

「良かったね。しばらく1人にさせるの怖かったから安心した」

「本当な」

「心配してくれてありがとう!」

「先生まだぁ~?授業終わっちゃうから始めたいんだけど」

ひょこっと佳織が顔を出せば中断される会話。 
「今行く!あ、山お昼あとで持ってくね」

「よろしく~」

「菜美もお粥作ってきたから食べなよ?」

「はぁーい」

教室に戻ればまだざわめきが落ちついてなく。

「こーら。授業中だぞ一様」

イヤホンを外すと目が合う。

「落ち着いた?」

「うん。ありがとう」

席に座り少しくせ毛を頑張ってアイロンでセットしてる髪に触れようとしたがすぐに手を引っ込める。

「……?どうした?」

「優、髪触られるの嫌いじゃん」

だから。と言えばムスッとした顔。

「お前は別」

そう言ってまた顔を伏せたのでそっと頭をなでる。

「おーうえ!話し合いしよーー!」

腕を引っ張られ触れあいタイム終了。

と言っても優は一番前だからそんな変わんないんだけど。

「それじゃあ久々に仕切りたいと思います~」

そんな私の声と共に話し合いは始まったのだった…。