あの頃の私達はまだ幼すぎた

「俺も行きたい」

何かを悟ったのか佳織と私を引き離しながら秋がポツンと。

「でも秋今日も練習でしょ?それに下宿の門限あるじゃん」

秋達は最後の夏の大会に向けて練習を頑張っていて特に秋は地元を離れたのもあって下宿をしながら練習してた。

「練習終わったら行く。それまでコイツよろしくな」

「秋重いーー」

佳織の身体に寄りかかってる秋。

「わかったよ」

その日の授業はとても大変だった。

佳織が久し振りに私が来たことを色んな担当教科の人に話しそれがどれだけ嬉しいかという熱弁を先生達に聞かせまくったので授業はもう崩壊。

先生も諦めたのか黙って話を聞いていた。

そして。

「あれ奄上さん久し振りだね」

信吾さんがまたしても英語の先生の変わりでうちのクラスに来た。

それは4時間目の事だった。