“同じ小学校だった河心だけど覚えてる?“ 

手元にあるスマホを持って冷や汗をかいたのは

後にも先にもこの瞬間だけだった。

やばい。

タイミング良すぎでしょ。

“希月から勝手に連絡先きいたごめんな“

~~!!

「やってしまった…」

即読をつけてしまったから向こうには私が起きてる事がわかるわけで。

そしてつけてしまったものは返さないといけない責任感がでてしまうのが私のポリシーで。

“覚えてるよ。久しぶりだね“

送信ボタンを押し表示される私のメッセージ。

「起きなきゃ良かったぁ…」

時刻はAM4時02分。

これが私と優の始まりだった。


~河心 優~ END