あの頃の私達はまだ幼すぎた

「佳織!!」

教室の扉を開けるなり叫んだその子。

急に恥ずかしくなり壁に隠れると無理矢理引きずりこまれた。

「奄上ちゃん見つけた!!!」

なんだその行方不明者みたいな言い方。

ほら教室シーンとしてるじゃん。

「えっと…久し振り…?」

「おーうえっーー!!」

「え、あ、痛い!佳織痛い!!」

抱きつく佳織。

嬉しいけど脚痛いから衝撃与えないで!

「どこ行ってたの!?なにしてたの!?なんで連絡くれないのぉおーー!?」

「ご、ごめん!携帯壊れて買いにいくのめんどくさがってたらこんなことに…」

「もう!心配した!!」

「ご、ごめんって佳織」

くっついて離れない佳織に困り果て周りに助けを求める。

「佳織よくみろ。奄上怪我してるから離れろ」

秋がつまみあげるようにして佳織を離す。