あの頃の私達はまだ幼すぎた

「あーんーたーはーーー!!!」

激怒。

まさにその言葉が合う今の状況。

車に乗り目が覚めたら目の前に綺麗な顔した鬼がいました。

「自分の身体のことわかっててやったの!?え!?」

「ほぉれんなひゃい…」

ただ病人に容赦なく手を出すのもどうかと思うがそこは我慢する。

「まぁいいわ。これで安心して看ていられる」

「あと1年ね」

そう言えば黙りこくる先生。

「ごめんね。わざとじゃないよ。」

「……学校どうする?行きたい?」

「うん!」

「わかった…体育とかは控えてね。」

まず2階から飛び降りて打撲ですむとかドラマの中の話か。

とつっこまれた。

「悔いはないようにしなさいよ。サポートはするから」

頭をなでられる。

「大丈夫…きっと最高の生活になるよ」

笑えば楓さんも笑ってくれた。