あの頃の私達はまだ幼すぎた

「うぅ…?」

久し振りに深い眠りについた。

と思ったらうまく喋れない。

まるで何かに押さえつけられてる…。 

「あひれ?」

目を開ければ真っ暗。

頬に感じる違和感にモゾモゾしてると。

「起きろ」

「おひてる!!」

「あ、まじか」

バサッとブランケットをはがされると目の前に広がるのは明るいライトの光。

「眩し…無理、溶ける…」

「お前はヴァンパイアか」

「あー…耳まだおかしい」

「唾液がでるように飴舐めとけば治るぞぉー」

「あ、山ちゃんそこにいたの?」

後ろを振り向けばアイマスクを首からぶら下げてる山ちゃん。

「早く舐めとけ」

「はーい」

袋を広げるとはちみつや梅、りんごにレモン。

「…微妙なチョイス」

「文句言わないのー」

はちみつを手に取り口に入れると。

「あ、ちょっと良くなってきた」

「寝起きにも糖分はいいことだしな」

「さすが山ちゃん」