あの頃の私達はまだ幼すぎた

「奄上ちゃん!」

その内班員が集まりだしたので雑談してると。

「奄上」

「遅いよ副リーダー」

「悪い…先生には言ったから。あとこれ」

袋に入ったものをみるとアイマスクや耳栓、飴やチョコレート。

「なんで?」

「山ちゃんが寝る前に何か口にいれなさいって」

山ちゃんとは保健室の先生で。

まだ30代になりたてのクセに親父くさいがみんなのお兄ちゃんみたいに相談にのってくれるから生徒から人気者。

私も家で寝れなかったときや体調悪いときによくお世話になる。

唯一の先生として協力者でもある。

私の秘密をしってるからね。

「山ちゃん…あとでお礼言わないと」

「よし。そろそろ俺らも行くか」

他の班が動き出したのをみて私達も搭乗口に乗り込んだ。