あの頃の私達はまだ幼すぎた

「またミルクティー飲んでんの?」

不意に目の前に影ができる。

黒髪幼顔の色黒少年が目の前に立っていた。

「これが一番美味しいから」

「まずいじゃん」

「ミルクティーに謝れバカ」

この口の悪いのは茂【しげる】

紫苑の彼氏で背が小さい。

同じクラスで扱いずらいから比較的に嫌いだ

「紫苑しらね?」

「知ってたとしても教える義理はない」

「はぁ?」

今の私の精神状態よろしくないときに話しかけないでくれ。

イライラを抑えつけながら教室をでる。

もう今日はダメだ。集中力がきれてる。

本日…厄日かよ。