あの頃の私達はまだ幼すぎた

「今日の夜も俺頑張るから!」

意味深発言を残して優を誘拐した奏。

とりあえず言われた通りにたこ焼きをたこ抜きで焼いて待つこと15分。

「遅い」

「ごめんってー…可愛い顔して怒んないで」

人の頬をプニプニ触りながら目線を合わせるように少し屈む奏。

私の身長が167㎝だけど奏は175㎝だから少し屈伸するとすぐ同じ目線になる。

「2人並んでるとかっこいいよね~」

不意にクラスの女の子に言われた言葉に奏と首を傾げてると。

「ちょっとそこに立ってて!」

今流行ってるチェキを構えだして

「え?え?」

「一枚撮らせて!」

「無理!恥ずかしい!」

「えー。そのかわり写真俺に頂戴ね~」

奏が上から私の首に腕を巻き付け押さえつける

「奏!怒るよ!!」

「ほらほらカメラみて~」

「まじむーりー!」

カシャ。