あの頃の私達はまだ幼すぎた

「菜美?」

ハッとして顔をあげれば待ち合わせてた人物。

「おー!なんか夜の顔に似てんな」

「やめてよ保護者多くて知り合いくるんじゃないかってビクビクしてんのに」

「でもその化粧だろ」

「…うるさい」

頬を膨らませ少し背の高い彼…奏をみつめる。

本名を教えてからは遊ぶ時以外名前で呼ばれるようになった。

学校祭に招いてくれたお礼として私も誘ったわいいが。

「奏…まじで目立つよね」

「え、変?今日の服」

「いやシャツにネクタイは超似合ってるけどそうじゃなくてさ」

他校の生徒会長にしても背が高くてまぁまぁ整った顔立ちの彼は女子の視線を集めていた。

「あ、菜美のクラスいきたい!」

「え、やだ。無理」
 
「お願い!今度飲み代奢るから」

「ならいいよ」

そのかわり飲み放題じゃないとこね。と言ったら奏は慌てだしたがそのまま引きずり自分のクラスの模擬店に連れてった。

「おーうえ彼氏!?」

教室に入ればやはり言われたセリフに少し困り果てながらも否定の意味もこめて首を横にふる

「どーも!いつもうちの菜美がお世話になってまーす」

ふざけたことを言い出した奏を殴りながらも彼の財布を抜き取り。

「たこ焼き1つとジュースもらえる?」

「それ俺の財布!」

「売り上げ貢献してくれるんでしょ?」