あの頃の私達はまだ幼すぎた

「…な…んで…」

「奄上が嫌がることはしないから」

「大切なんだろ…あの人」

それは多分私の事を思って言ってくれてる言葉で。

「ごめんな困らせるようなことして」

離れていく温もり。

これでいいんだ。

私には奏がいてくれればいいんだ。

「レイ…」

「奏ごめん。帰る」

バスケットとウサギの耳を渡してゆっくり歩いてく。

「ちょ、レイ!」

奏と優。

似てるようで似てない2人。

‘奏は優の代わりでしょ?’

違うよ。奏は奏だもん。

違うはずなのに。

結局その日野球応援には行かずいつもとは違うクラブで朝まで踊ってた。

家に帰りたくないし携帯取り上げたのはあの人だから文句言えないだろ。

それに。

頭の整理がしたい。

耳が壊れるほどのクラブミュージックに身を任せ踊り明かした。

~すれ違いと暴走~ END