あの頃の私達はまだ幼すぎた

明らか怒ってる声。

なんで優が怒ってるのかなんて知らないけど

その言葉に少し傷ついた。

「…それってどういう意味?」

奏が優と目線を合わすように少ししゃがむ。

さっきまでニコニコしてたのに。

今の笑顔は作り物ぽくて。

「俺に詳しく教えてよ」

少し怖い。

「奏…行こう」

「俺この子に用があるから」

「奏」

「黙ってて」

「お願い奏」

「うるさい」

「奏!!」

「レイは黙ってろよ!」

初めて奏に怒鳴られた。

自分が悪いことなんて100%目にみえてわかってるけど。

奏に嫌われたくなかった。

優も奏もいなくなったら私はもう立ち直れない

「ご…めん…」

目が潤む。

嫌わないで捨てないで。

そばにいてくれなきゃ倒れちゃう。

あたしが。