あの頃の私達はまだ幼すぎた

「お待たせー」

奏がチョコバナナを手に持ち戻ってきた。

「はい」

棒を受け取ろうとすると何故かくれない。

「なんで?」

「俺も食べるから」

「むぅ…」

「あーん?」

「あー…ん」

今日で奏にいくつ弱みを握られたかわからない

「美味しい?」

「普通」

「ははっ…さすがレイ」

また変なバスケットを持たされて歩いてると。

「奏先輩!」

「おー。亮!元気かよお前」

「先輩こそ!お菓子の引き換えとか聞いてないっすよー」

「悪い悪い」

後輩と思わしき男の子と話してるぽい奏。

少し人の集団にのまれたから見えない。

「あれ?助手さんは?」

「お?あれ?どこいった?あいつ」

「かーなでー。ここー」

避けることもできず立ち尽くしてると。

「お前その身長の意味」

「いやいや。好きでなったわけじゃないわ」

手を引っ張られ人の集団から抜けると。

「あれ?見慣れない子すね」

「あんまりみんなよー。怒るから」

5人くらいの背丈がバラバラな男の子達。

でも私服と制服が混じってるからお友達かな

「ほれレイ。引換券渡してあげて」