あの頃の私達はまだ幼すぎた

次の日は朝から質問責めにされて。

あーでもないこーでもないと噂話が広がり。

慌ただしく騒がしい日々が過ぎていった。

「おーい!レイーー!」

そして今日。

約束通り奏先輩の学祭にお邪魔してる。

夜遊びする時のように派手だと先輩に迷惑かけそうだからちょっと大人しめな服装で。

「奏ー!」

「おはぁー。お前今日雰囲気違うな 」

門の所まで迎えにきてもらい校内に入ると賑わっていて後輩などの姿もチラッとみえた。

「さすが公立。アイデアが違うわ」

「全部生徒会がお金だしてるからな」

「奏のポケットマネーのこと?」

「やっぱりバカだなお前」

校内なのでスリッパで歩いてるせいか少し奏との背の差ができる。

「奏ー待ってー。スリッパだから歩けないー」

「ウケる!Liaのマスターに見せるか」

笑いながら携帯を構えだした。

「お金とるからね~」

Liaとは私の行き着けの店でありそこのマスターはおじいちゃんなんだけど孫のように優しくしてくれる。

「レイ~。俺仕事しなきゃならんからちょっとここ立ってて」

色々まわってたら急にマイクを手に持ちこの後のプログラムを喋りだす奏。

やっぱ生徒会長となると人気者なんだなぁ…。

一緒に横を歩いてても女子の視線がすごかったもんな。

「そーしてー!生徒会長である僕を探して頂きますと可愛い助手がお菓子の無料引換券をお渡しいたしますので校内を探してみてね!」

助手とかいるんだ。奏のくせに生意気。

とか思ってると目の前に紙の束。

「はい?」

「頼んだぜ助手」

頭にウサギの耳をつけられ奏は奏で本日の主役と書いてある変なたすきをぶらさげてるし。

「奏、これ目的か?」

「ぴんぽーん!お手伝い頼むな♪」

ニコニコと笑ったこの男の頭を叩いてたのは言うまでもない。