あの頃の私達はまだ幼すぎた

帰りのホームルーム。

「明日の持ち物は~」

担任の声が右から左にぬけてくなか。

何気なく窓から外の景色をみてた。

「…あれ…? 」

玄関のよこにある木の下。

見慣れない制服姿の男性が立っている。

普段なら気にしないけどなんとなく気になって見つめてると。

バチっ。

目があった。

その人は手をふりだした。

あたし…?

自分で自分を指差すと頷いてるようにみえた。

誰だ…?

「…イ…!…レイ!!」

ガタンッ!!

立ち上がり窓から身を乗り出して見ると。

「…はぁ!?なんでいんの!?」

「お前携帯持ってないから待ち伏せしてたー!!」

「奄上…?どうかしたか?」

ハッと前を見れば先生だけじゃなくクラスメイトもポカンとした顔で私をみてた。

このままホームルーム終わるの待って出てったらレイっていう名前じゃないってバレる。

「先生!用事あるんでお先に失礼しますっ!」

「お?ちょっ…奄上!?」

急いで階段を駆け下り靴を履き替え外に出る。