あの頃の私達はまだ幼すぎた

佳織と身長差があり凸凹コンビとして有名だったってあとで聞かされたときは驚いたけど。

「秋~!今度の野球応援勝たなきゃ焼き肉奢ってもらうんだからね!」

「うるせーぞチビ。俺が負けるわけ!」

秋は野球部のエースで佳織と同じようにクラスをまとめる存在。

猿みたいな顔して何故かモテるので佳織とおかしな世の中だよねと話すことがあった。

「おーい席付け~」

夏に近づくにつれさらに暑苦しくなった担任がきたので各自解散。

と言っても私と佳織は前後の席だからかわらないんだけど。

「今年の学祭のイベント決めるぞ~」

「てことで佳織とおーうえよろしくなー」

まさかの課題だけ出して丸投げ状態。

「はいはーい!」

まぁ佳織が楽しそうならいっか。

「それじゃあ~なにやりたいか案ある人~」

教卓の前に立って聞くもアイデアなんか出す人いなくて。

「もうー。自己主張のないクラスだなぁー担任の顔がみてみたいよ」

「佳織毎日みてるよね担任」

まるでボケとツッコミのように話すがやはり私達だけ目立ってしまって。

「じゃあ1人ずつ当ててくから何か言ってて」

佳織と司会を交代してアイデアを聞いてく。

「次~…河心くん」

呼び慣れない彼の名字を呼ぶ。

「…お前はなにしたいの?」