*ギヤマンクロウ*




白いレース越しだけど、晴れた空は綺麗に蒼かった。

雲はあんまりなくて、ほんとにあおーい空って感じで。

うんうん綺麗。と思いつつ、私はまた椅子に座り、宿題にとりかかった。

これ終わったらベッドでちょっと眠ろー、と思いつつ。





ーーーーバサリ。





大きな、羽ばたきが聞こえた気がした。

それは一瞬で、私は意識もしなかった。

「よしっ!終わったー!!」

用紙を全部埋めて、私は思いっきり腕を突き上げた。

ーーーーからり、と何かが開く音がした。

それは聞き慣れた音で、私は無意識に網戸の音だと分かった。

ふと音がした方、つまりベランダに目だけ向ければ。

「っ!!!!」

黒い影が、レースカーテンの向こうに立っていた。

ソレは人型で、鋭い眼が私を見ている。

一瞬硬直した私は、ガタッ!と椅子を倒して立ち上がり、入口のドアまで後退した。

何!?