なんか気まずいな〜。
昨日あんなこと言っちゃったし。
どっちもどっちだけど。
「ただいま」
「おかえり〜」
あれいつもと変わんない。
まさかこのまま昨日の話流されるとか…
「美耶、ちょっと。」
私をリビングへ手招きするお母さん。
それはないか……。
リビングにはすでに里奈がいた。
話し合いが終わったのか、ソファでくつろいでいる。
「昨日は取り乱してしまってごめんね。」
「別に。気にしてない。」
「昨日お父さんとよく話し合った。あんた達に勉強させて………全て私の自己満足だった。過去のことは戻せないけど、反省してる。」
お母さんはもう泣かなかった。
目をそらさずに話した。
「お金お金って言ったかもしれないけど、一番はあんた達だから…。あんた達は自分の命よりも大切。」
そう断言したお母さんはなぜかカッコよく見えた。
初めての感情に戸惑いつつ、また強がってみた。
「もういー。確かに今までストレス溜まったし何回も口げんかしたし、大切にされてないなって思ったときもあった」
「うっ……」
お母さんは少し声をつまらせた。
まぁ本心だし。
「だけど実際は違かったって分かればもー過去のことはどーでもいー!」
「美耶は強いね。誰に似たのかしら。」
「性格も顔もお母さんだと思うけど?」
そして二人で笑った。
お父さんは気が弱いからな……。私とは正反対だ!


