「いいから出てって!!!!」
お母さんは下げていた頭を上げた。
涙で顔はびしょ濡れ。
…出てって?
心配してきたのに?
意味…わかんない。
私はイライラを抑えるように大きく深呼吸をした。
「ふぅ。…里奈はなんで泣いてんの。伝えてスッキリじゃないの?」
里奈は口を開こうとしない。
私はそれにいっそうイライラが増した。
「なんなの。なんで和解できないの。」
言葉がだんだん強くなる。声も低くなる。
「美耶…私…伝えたよ。期待なんてしないでって…私なりに頑張るからって…」
それでなんで泣いてんの。
「そしたらお母さん…泣き出して…
イライラしてて私の部屋の物投げまくって…。」
は?私の気持ち分かってくれたんじゃないの?里奈と和解しに来たんじゃないの?
なんでイライラしてるの。
「…私だって…期待し過ぎた…それは分かってるわよ!だけど…改めて娘からそんなこと聞いたら…。
今まで塾に行かせてあげてたのに!お金払って!」
おいおい、またそれ?
私の怒りはふつふつと沸き上がる。
「…〜な…」
「?」
「ふざけんなっ!!!!また金かよ!!!!強制的に行かせてたくせにっ…」
その時、後ろにぐいっと引っ張られた。


