いや、だってさ、私達の会話聞いて「あー!ラブラブなカップルだー!」とはならないし。
っていうかカップルにも見えないだろうし。
「橘拓人です。」
拓人は礼儀正しく、軽く会釈した。
…似合わなっ!!!!
「あ、あぁ…美耶、さっきは…」
あ、謝られるんだ。
もういいってば。
「部屋行く。」
お父さんの言葉を遮って階段を上った。
拓人はもう一度会釈してからついてきた。
「~なん………じゃん!……」
里奈の部屋から話し声が聞こえてきた。
そうそう、里奈、言ってやれ!!!!
私はそんなことを思いながら拓人を部屋に案内した。


