「帰るか。誰も美耶のことなんか襲わないと思うけど、美耶が誰かを襲わないか監視してやるよ。
ほら、行くぞ。」
拓人は、私のチャリにバックを入れた。
「…私は誰も襲わないしっ!
襲わないのは事実だけども!」
文句をぶつぶつ言いながら、チャリを転がした。
「美耶って兄弟いる?」
うわ、
話そらしやがった…。
ま、いいけどさ。
「いる。中3の妹。」
「俺も年下欲しいな〜」
ってことは…年上がいるのかな?
「兄貴が2匹。」
…はは。「匹」扱い…
かわいそうなお兄様方。
「お兄さん何才?」
年子だと楽しいって聞いたことあるけど…。
「大学2年の20才と、四年の22才。」
うわ。さぞかっこいいんだろうな。
拓人をもっと大人っぽくして…、背をもっと高くしたら…
やばい、惚れる。
「なに変な妄想してんだよ。」


