夜の外出はダメって言われてるから、夜風にあたるのは久しぶり。
気持ちいい…。
ってか今更だけど。
この格好でいいのかな?
髪の毛はいつもと同じでポニーテールだけど…。
橘拓人はワックスつけてるし、髪の毛セットしてくるのかな?
私服とか着て、アクセもつけてたら…
私、隣にいんの恥ずくね?
でもまぁ、可愛く見せようとかはあんま思ってないし…。
大丈夫だろ。
結局一人で納得した。
コンビニに着いたけど、まだいないみたい。
私は駐輪場にチャリを止めて、メールを打った。
『着いた。遅い。待たせんな。』
送信先はもちろん橘拓人。
とはいってもあれから5分しかたってないけど。
ドガガガガガ
『私は今、マンションにいます。』
まだ家かよ!ってか私って…。
ドガガガガガ
また…?
『私は今、ゴミ捨て場にいます。』
なんでだよっ!捨てられたのか?!あ?
ドガガガガガ
『私は今…
あなたの後ろに……』
え────?
バッと後ろを振り向くけど誰もいない。
なんだよ。嘘かよ。
ため息をつきながら前を向くと…
橘拓人は「わっ!」と言って私を驚かそうとしていた。
普通の人だったらここで驚くかもだけど、私の口からは舌打ちが出た。
「チッ…なめんなよ。」
私は昔流行った、猫の真似をしてみた。
ポーズ付きで。


