夏休みが終わると進路活動が始まり、学年全体的にピリピリとした空気に包まれた。
私はレベルは高くはないが自分の成績では絶対に行けないと言われた高校の推薦でテンパっていた。
松や上野は定時の高校に進学するらしく変わらず遊んでばかりだった。
推薦の私は面接練習と自己アピール文、当日テーマ発表の作文の練習だけで勉強はしなくても良かったのでいつものメンバーいつもの生活を送っていた。
そのせいで進学校の校内推薦に落ちた子、志望校を下げた子のイライラがぶつかりクラスが志望校に向かってギリギリで頑張ってる人と私立や定時、推薦で行く人でクラスが別れて争うこともあった。
女「お前らまじでうざい」
「あんな大したことない高校の校内推薦通
ったからって調子のんなや」
「定時に行くやつなんて社会のゴミだろ」
進学校の校内推薦に落ちた子がうちらに向かって言ってきた。
上、松「おいっってぇめー。」
「調子こいたこといってんじゃねーよ。」
「林檎だって行けるか分からない高校1 本でがんばってんだわ。」
「お前が校内推薦落ちたの学力だけが 原因じゃないだろ。」
2人は私を庇ってくれた。
このこと以外にも彼氏の束縛が酷くて悩んでる時も助けてくれたり、
本当に嬉しかった。
どんどん上野のイメージが変わっていった。