誘惑したくなる上司の条件



淋しいけれど、私がいなかったこの数日のみんなの頑張りで目標達成が続いていたらしい。

なんと、あの川嶋がトップを貫いているのにもビックリだけど、新人の女の子2人も、先月に比べたら伸びがいいのはグラフを見ても一目瞭然だ。


「あんた達、頑張ってるわね」

声をかけると2人は花のような笑顔を向ける。


その、若さゆえの輝きは私には眩しすぎるっ…


「だって果穂さんいないから、私たち頑張らないと女子軍のアポ率どん底ですもん!」

「私がいても頑張りなさいよ?」

「分かってますよ!じゃあ、早速、契約交渉いって来ます!」

「行ってらっしゃい」

2人を見送ったあと、私はこの間の件でドタキャンしてしまった先方に謝罪の連絡をいれた。