やっぱり
落胆した私に課長は微笑む。
「そう落胆するな。俺だから駄目だったんだ。」
「へっ?」
「要するにお前ならまだ、交渉するのが可能ということだ。」
「…なんで?」
「先方の希望だ。
お前に商品説明を頼んだんだから最後まで責任とって来いと。」
「…嘘?[
「嘘じゃない。
お前のことだろうから、交渉することもできずに終わった事で落ち込んでるんじゃないかと思ってそれを伝えにきた。」
「ほんとに?」
「ああ、本当だ。」
信じられない。
あんな手厳しそうな社長さんがそんなことを言うなんて。
でも、わざわざ課長が伝えに来てくれたんだ‼
私にはもう一度ビッグチャンスを掴むチャンスが訪れた‼
「課長!私、次こそは頑張ります!」
「それでこそ果穂だ」
優しく笑う。
ああ、いつもの課長だ。
「俺は仕事に戻るけど、抜糸がすんだらすぐに先方に連絡をいれて、次に繋げるんだぞ?」
「はいっ‼」


