「でも…」
呆れ顔の課長が目に浮かぶよう…。
「詳しい話しはよく分からないけど、ひったくり犯はまだ捕まってないみたい。
…でも人の居る場所で良かったわよ。目撃者も何人かいたみたいだし
しかも、たまたま、うちの旦那が同じエリアにいたらしくてね、人集り発見して、野次馬しに行ったらそこに、果穂が倒れてたんでビックリしたらしいわよ」
「じゃあ川嶋が病院に付き添ってくれたの?
後でお礼、言わなきゃ」
「そんなこと気にしなくていいからさっ、ちゃんと体…休ませなよ?
しかも縫ったとこの周辺、縫うために少し剃刀あてたみたいだし」
ちょっとにやけた真奈美。
と、いう事は…
地味に今、私の頭にはちょっとしたハゲ部分があるんですか⁈
「やだっ、もう最悪…」
「それくらいで済んで良かったと思いなさいよ?」
半泣き状態の私を、宥めてくれる。


