誘惑したくなる上司の条件




「お前は、お前らしくいればいいんだよ」

私に笑いかける課長。


いや、この課長はまだ課長になる前の頃だ。


突然、タイムスリップしてしまったように、驚いた私はきょろきょろと周りを見渡した。


ここは、よく課長と2人できた居酒屋。


「どうした?」

「いえ…」

私の隣で穏やかに笑う課長は

私のよく知っている課長で

「そんなに恋人が欲しいか?」って聞いてくる。


このシーンは…

なんだか見覚えがあるぞ。


現実なのか夢なのか

少し戸惑う気持ちと

いつもの課長の様子に、課長がいつもの課長でいてくれるなら、どっちでもいいかな?って思っちゃう。