「なぜ、畑なんでしょうか?」
「俺が借りてる畑。実家ではよく親が庭に畑を作って家庭菜園だっけ?
そんなのをやってて、俺も挑戦してみようかと思ったの。」
そう言いながら、実ったとうもろこしや、きゅうり、トマト達を見て微笑む。
そんな課長を私は…
じいさんだなーと思う。
「果穂は水撒きな」
「課長は?」
「食べごろの野菜を収穫する。」
「役割りを逆にしましょう。私、こういうの初めてなんで、収穫体験したいです」
「好きにしろ」
軍手を貸してもらっていざ、収穫に取り掛かる。
真っ赤なトマトは色つやが半端なく綺麗で思わずパクリ。
「ん、ちょっと酸味が強くて酸っぱめだけど美味しいー!」


