「だから…その…髪が引っ張られて…」
恥ずかしくてお互い
顔を見れなかった。
私の頭が
課長の胸にピッタリくっついて
少しだけ早いリズムを打つ課長の鼓動が
直に聞こえてくる。
「課長も…恥ずかしいんですか?」
「言葉にするなよ…」
課長が片手でYシャツのボタンを外すと
気付かないうちに髪の毛は解けていた。
「課長…私も恥ずかしいです」
「…どうして?」
それは
だって
課長が好きだから…。
「あっ、髪…解けたな。
じゃあ、お前は少し休んでろよ?」
私の頭を撫でる。
その仕草がたまらなく好き
頭から手が離れようとした瞬間
その手を思わず捕まえていた。


